鵞足炎(がそくえん)とはスポーツする人に多く見られる膝の内側の痛みです。
膝の内側にある、縫工筋(ほうこうきん)・薄筋(はっきん)・半腱様筋(はんけんようきん)の腱が集まったものがガチョウの足のように見えることから鵞足(がそく)といい、ここに起こる炎症を鵞足炎といいます。
鵞足炎は膝の曲げ伸ばしする時に、腱と骨または腱同士がこすれあうのが原因です。
長距離のランニング、ボールを蹴る時、サッカー・ラグビー・テニス・バスケットボールなど急な方向転換をするスポーツに鵞足炎が多く見られます。
水泳の平泳ぎは水をかく足の動きが鵞足部に負担がかかりやすいので鵞足炎になりやすいです。
また、エックス脚(内また)も膝の内側に負担がかかりやすいので鵞足炎の原因になります。
鵞足炎が悪化すると、膝を完全に伸ばすことができなくなるので注意です。
「スポーツをしていて鵞足部に痛みがある」「鵞足部を押さえるとすごく痛む」など発生状況がわかりやすく、症状が狭い範囲での痛みや腫れなので判別は簡単です。
鵞足炎はオーバートレーニングが原因として多いため、運動を中止して安静を保つことで自然に治ります。
当院では、鵞足炎の原因になる太ももの筋肉の緊張を鍼灸治療と操体法で改善します。
鵞足炎は治るまでに数週間を必要とします。これは鵞足炎に限らず足のケガ全般が、痛くても身体を支えるために患部にも負荷をかけざるをえないため治りが遅いです。
鵞足炎は再発しやすいので、その都度しっかり治すのが必要です。
ポプラはりきゅう整骨院
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