顎関節症　あごの痛み

顎関節症（がくかんせつしょう）は女性に多く見られるあごの痛みや機能障害で、自然に治る軽症のものから、日常生活に支障の出る重症の患者様もいらっしゃいます。

顎関節症には5つのタイプがあります

Ⅰ型　そしゃく筋障害

Ⅱ型　関節包・靭帯障害 → ケガによるもの

Ⅲ型　関節円板障害 → 最多　別名：顎内障（がくないしょう）

Ⅳ型　変形性関節障害 → 細胞・組織の機能が低下した状態

Ⅴ型　その他 → 精神的なもの

顎関節症の三大症状

・あごが鳴る

・口が大きく開かない

・あごが痛む

これらの症状が見られる場合は顎関節症の可能性が高いです。

ポプラはりきゅう整骨院では、顎関節症には鍼灸治療と操体法を行います。

顎関節症に多くみられるⅠ～Ⅲ型は、あご周辺の筋肉、頭の横の筋肉、全身の筋肉が固くなることによって起きます。

例えば、食事の時に噛み方で左右の偏りがある場合、筋力や筋肉の柔軟性に差が発生し、片側は開きやすくて片側は開きにくいということになります。

また、筋肉は「筋膜」という膜で包まれており、頭から足裏まで全身つながっています。無関係に思われる足などの筋肉の固さも顎関節症におおいに関係しています。

このため、顎関節症は局所的な視点と全身的な視点で治療を行う必要があります。

患者様ご自身の生活習慣の見直しも必要で、「固いものを噛まない」「食事の時は少量ずつ食べる」「あくびをする時に気を付ける」ということを顎関節症が治るまで意識しましょう。