足首の捻挫は、関節の構造的に外側で起こるのがほとんどです。
足首の外側の捻挫は、足首を内返しにグリッとした時に起こします。
足首の外側の捻挫で損傷する靱帯は主に4つです。
1. 前距腓靱帯(最多)
2. 踵腓靱帯
3. 後距腓靱帯(最少)
4. 二分靱帯
前距腓靱帯(ぜんきょひじんたい)
足首の外側の捻挫で一番損傷することが多い靱帯です。
踵腓靱帯(しょうひじんたい)
外くるぶしの真下にある靱帯で、強く捻挫するとはく離骨折をする場合もあります。
後距腓靱帯(こうきょひじんたい)
元々が強い靭帯のため、捻挫することは少ないです。ここを捻挫する時は、後ろ向きに進んでいる時に段差につまづくなど、そういうシチュエーションが少ないのも発生が少ない理由に挙げられます。
二分靱帯(にぶんじんたい)
2つに分かれた靱帯で、ここを捻挫するとポコッと小さなこぶのように腫れるのが特徴です。
捻挫の受傷直後は十分なアイシングと固定が必要です。
アイシングは氷水で20分行い、40分休ませます(1時間に1回の目安)。
アイシングの回数は多いほど患部の炎症を抑える効果が大きいです。
アイシングは受傷後48時間までが有効時間で、それ以降のアイシングは効果はあまりありません。
捻挫の場合、テーピングでしっかり固定してあげると、一気に楽になります。捻挫の症状の強さによっては松葉杖の貸し出しもしますのでご安心ください。
当院で行っている高岡式ハイブリッドテーピング法だと、捻挫だけでなく、はく離骨折にも対応できるのでギブスを巻かなくても大丈夫です。
腫れが収まってきたら電気療法と運動療法を開始します。
捻挫が完治したという目安は「正座をしても足首が傷まないこと」です。痛みがわずかでもある場合はまだ捻挫が治りきっていないので治療を継続します。
足首の外側の捻挫はスポーツだけでなく、日常生活の動作にも影響を及ぼすので、キッチリと治しましょう。
ポプラはりきゅう整骨院
【住所】〒270-0034 千葉県 松戸市 新松戸3-304
【電話】047-710-2861 予約優先制