足の甲の捻挫は、リスフラン関節捻挫とショパール関節捻挫があります。
足の甲の捻挫は受傷の際にかなり大きな力がかかるため、重症になることも多く、治るまでに時間がかかります。
歩く際、地面を踏んだ時に必ずこの関節が反り返るため炎症が引きにくいのも治りにくいことにつながります。
リスフラン関節とショパール関節の捻挫は、足の裏から突き上げる力と、足首を強く下に反らした時に起こるのが特徴です。
捻挫するシチュエーションとしては、高いところから飛び降りて固い地面に着地したり、走っている最中につま先をひっかけて前に倒れた時などです。
片手でかかとを固定し、もう片方の手で足を左右にねじります。
リスフラン関節かショパール関節を捻挫している場合、ねじった時に関節に沿った痛みが出ます。
この部分を捻挫していない時は、足をねじっても痛みは生じません。
痛みは小指側に出ることが多いです。
捻挫の受傷直後は十分なアイシングと固定が必要です。
アイシングは氷水で20分行い、40分休ませます(1時間に1回の目安)。
アイシングの回数は多いほど患部の炎症を抑える効果が大きいです。
アイシングは受傷後48時間までが有効時間で、それ以降のアイシングは効果はあまりありません。
捻挫の場合、テーピングでしっかり固定してあげると、一気に楽になります。捻挫の症状の強さによっては松葉杖の貸し出しもしますのでご安心ください。
当院で行っている高岡式ハイブリッドテーピング法だと、捻挫だけでなく、はく離骨折にも対応できるのでギブスを巻かなくても大丈夫です。
腫れが収まってきたら電気療法と運動療法を開始します。
リスフラン関節とショパール関節の捻挫が完治したという目安は「正座をしても足の甲が痛まないこと」です。痛みがわずかでもある場合はまだ捻挫が治りきっていないので治療を継続します。
足の甲の捻挫はスポーツだけでなく、日常生活の動作にも影響を及ぼすので、キッチリと治しましょう。
ポプラはりきゅう整骨院
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