自律神経失調症とは、自律神経の働きが強過ぎたり、正しく働かないことによって起こる色々な体調不良です。
自律神経とは、自分の意思ではコントロールすることができない脈拍・血圧・体温・発汗などを管理している神経で、全身に張り巡らせられています。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれます。
簡単に働きを説明すると以下の通りです。
・交感神経は目が覚めている時と興奮や緊張を管理する、車で例えるとアクセルの役目
・副交感神経は寝ている時とリラックスを管理する、車で例えるとブレーキの役目
アクセルもブレーキを正常に動くことによって車は安心して運転することができ、それはそっくり自律神経の働きにも当てはまります。
自律神経失調症には交換神経と副交感神経の働きが関わっており、正常であれば、日常生活の場面場面で相応しい神経の方に切り替わって健康的な生活を送っているわけですが、その働きが強すぎたり正しく働かないことによって、体調を崩したり心身のバランスを狂わせるわけです。
これにより、頭痛・手足のしびれ・発汗の異常・食欲不振・便秘・全身のだるさ・不眠・不安感・不信感・イライラ感などが複数同時に発症することが多く、病院で検査をしても特に異常個所が見つからないのも特徴です。
自律神経失調症に対して、ポプラはりきゅう整骨院では鍼灸治療を行います。
東洋医学では身体の機能は12個ある内臓の一つ一つが管理していると考えられていて、自律神経に大きく関係するのは腎臓と三焦です。
腎臓はヒトが生まれてから死ぬまで使う生命エネルギーを管理していて、三焦は食べ物から得るエネルギーを全身にめぐらす働きを指します。
つまり、腎臓と三焦がヒトの健康の根本的な部分を支える臓器なわけです。
自律神経失調症は腎臓と三焦の働きを正常に戻すことが基本の治療となります。
そこに、発汗の異常・便秘・不安感があるなら心臓のツボ、睡眠障害やイライラ感があるなら肝臓のツボというように、患者様が発症している症状に関係している内臓の状態を正常にする治療を加えて自律神経が正しく働くように治していきます。
神経の回復は人体で一番遅く、そのため自律神経失調症の回復には数ヶ月~数年かかります。
その間、色々な情報収集をしたり、色々な治療法を試しても回復がみられず、何を信じていいのか疑心暗鬼になる方は多いです。
特に、ヒトの記憶のメカニズムとしてネガティブな情報は強く印象に残るため、お手軽にできるネットでの情報収集のやり過ぎは、掘り下げていくと最終的には生命に関わる病名にぶち当たり、調べれば調べるほどショックで一層体調不良を招くので控えましょう。
では、一体何を信じたらいいのか?
それは自分の自己治癒能力を信じてください。
世の中には沢山の薬がありますが、多くはその病気の回復を促すサポートであり、治しているのは自分自身の力です。
ケガでも、明らかに外部の力によって治していると言えるのは骨折と脱臼の整復と手術くらいで、ほとんどのケガは自分自身の力で治しているのです。
これまで何十年と色々な病気やケガを克服してきた自分が持つ生命力はそんなヤワではないですよ。
自律神経失調症は、ケガのように治って行く過程が日々体感できるものではありません。
今まで調子の悪かったところが気が付いたら普通になっている。
そんなわずかずつだけど、しっかりと回復をしていくのが自律神経失調症です。
ポプラはりきゅう整骨院
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