肉離れとは重なった軟部組織(靭帯や筋肉)の結合部が剥がれてしまった状態を指します。
これは鳥のささみのような形状の筋肉にみられ、ふくらはぎ、太もも、肩に多く発生します。
肉離れの発生が一番多いのはふくらはぎの内側です。
肉離れをすると、表面のほかに深部での内出血が見られます。
肉離れの発生原因は「静止状態から急に動き出す動作」にあり、ダッシュやボールを打つスイングなど、瞬発力を求められるスポーツ(サッカー、陸上競技、テニス、ゴルフなど)に多く、年齢問わずみられます。
激痛があり、表面に広範囲の内出血斑を生じる場合も多く、肉離れは全治に1カ月以上かかります。
肉離れと同じ場所で起きやすく強い痛みで「筋膜炎」がありますが、肉離れほどの激痛はありません(筋膜炎の原因はオーバートレーニングです)。
肉離れは筋肉を下からなぞっていくと患部で「ペコッ」とへこむ特徴があり、筋膜炎はそれがありませんので鑑別は容易です。
ポプラはりきゅう整骨院では、肉離れには鍼灸治療とテーピングを行います。
肉離れの痛みのレベルによっては松葉杖を使ってもらうこともあります。松葉杖は当院で用意してありますのでご安心ください。
肉離れの修復過程では、軟部組織の剥がれた場所に起こった内出血部分の隙間をコラーゲン繊維が埋めていきます。
コラーゲン繊維は柔軟性が無いため、患部はしこり状になり元のように伸びません。そのため同じ場所で再び肉離れを起こすことが非常に多いので注意が必要です。
肉離れの再発防止で最も大切なのが、治療の過程でコラーゲン繊維をどこまで減らせるかということです。
肉離れの予防に大切なことは運動前の十分な準備運動です。肉離れは準備運動不足な状態での発生が多いため、寒い時期は十分に身体を温めてから運動を開始してください。
ポプラはりきゅう整骨院
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