喉のつまり感・異物感・違和感が起こるヒステリー球(咽喉頭異常感症)は、ストレスなど精神的な影響によって生じる疾患です。
耳鼻咽喉科を受診しても何も異常は見つかりません。
異常がないため、どう治したらいいのかわからず悩んでしまう方も多いですが、このような症状は東洋医学の得意分野です。
東洋医学では、ヒステリー球を「梅核気(ばいかくき)」と言って、梅の実が喉に引っ掛っている感じを表す表現をします。
東洋医学では、ヒトが生命活動を営む原動力となるのが、気・血・津液(しんえき)と考えています。
気:生命エネルギーのこと
血:血液のこと
津液:体内の水分のこと
体内の気をスムーズに巡らせて血液、水分の流れを調整する作用を「疏泄(そせつ)機能」というのですが、それに深く関係しているのが「肝(肝臓)」です。
各内臓は体の機能を管理しており、その中で肝は、目・筋肉・睡眠・怒りの感情を管理しています(他にもたくさんあります)。
肝を病むと、冷静な判断力が失われ、怒りやすくなったり、ビクビクしたりします。
ヒステリー球は、生活環境が変わって間もない時であったり、仕事で業務内容や人間関係に慣れていない時期に多く見られます。
具体的に、不安時・緊張時・落ち込んだ時・精神的なショックを受けた時・疲れている時などです。
疏泄機能はヒトの精神状態に非常に影響されやすく、ストレスを感じるとすぐに調子を崩してしまいます。
肝のツボの流れに元気がなくなる場所によって現れる症状は異なり、下腹部に起こると生理の異常、首に起こると首の部分のしこり、喉に起こるとヒステリー球となります。
ポプラはりきゅう整骨院では、ヒステリー球には鍼灸治療を行います。
肝のツボの流れに異常があるのがわかっているので、そこを正常にする治療を行えば、ヒステリー球は改善していきます。
患者様ご自身の生活習慣の改善も必要です。
睡眠不足も症状は長引かせる原因(肝は睡眠を管理するため)になりますので、しっかりと睡眠を取って規則正しい生活を心掛けるのも大切です。
ポプラはりきゅう整骨院
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