マレットフィンガーは指のはく離骨折で、指の第一関節が曲がったままで伸びなくなります。
骨折であるため受傷後すみやかに固定を施す必要がありますが、痛みや腫れはそれほどではないため突き指と勘違いされる方も多いです。
それと気づかず固定が遅れたり、そのままで過ごしていると変形した状態で骨折が治るため、第一関節の曲げ伸ばしが困難になります。
マレットフィンガーは固い物に指先が突き刺さる状態でぶつけた時に起こります。
バスケットボール・バレーボール・サッカーやハンドボールのキーパーなど質量のあるボールに指が当たることが多いスポーツに発生しやすいです。
家庭内でも壁に指をぶつけた際などに受傷することがあります。
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マレットフィンガーは3タイプに分かれます
1型:靭帯の断裂
2型:小さな剥離骨折
3型:大きな剥離骨折と亜脱臼
1型と2型は保存療法が可能ですが、3型は保存療法が難しく、手術になることが多いです。
ポプラはりきゅう整骨院では、マレットフィンガーの初期はアルミの板等を使い、第一関節をやや逆反りにして6~8週間ほど固定し安静にします。
固定具が外せる時が来たら、運動療法を開始し指の屈伸運動を少しづつ行います。
指の骨折は人体で一番骨の癒合が早い場所ですが、マレットフィンガーだけは別で、完治するまでに非常に時間がかかります。
マレットフィンガーの中で一番固定期間が短いのは2型で6週間の固定となり、一番長いのは1型で8週間の固定になります。
1型が長くかかるのは骨折より靭帯の断裂のほうが治りが遅く、加えてこの部分は癒合しにくいため、2人に1人は変形が残ります。
第一関節が曲がったままの状態で治ったとしても、変形自体は一般的に大きな機能障害は残しません。
ポプラはりきゅう整骨院
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