セバー病は成長期のかかとの痛みで、運動をよくする活発な子どもに多く見られます。
「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」とも呼ぶ成長痛の一つです。
セバー病は、かかとの成長線部分がアキレス腱に引っ張られることにより傷が入り、傷の部分が足を動かすたびにアキレス腱に引っ張られて痛みます。
セバー病は成長痛ではありますが、それに当てはめると成長期の子どもがすべてなりそうなものですが、実際はそうでありません。
「成長」は原因の一部であり、最大の原因はアキレス腱を動かす、ふくらはぎの筋肉が非常に固くなっていることです。
これはスポーツなどによる筋肉の蓄積疲労による影響が大きいです。
そのため、セバー病で治療すべきポイントはかかとではなく、ふくらはぎになります。
セバー病にはテーピングが有効です。原因がオーバートレーニングによるものが多いので、走らずに上半身だけのトレーニングに変えるなどするだけですぐによくなります。
激痛ではないので、そのまま痛みに耐えて運動してしまうケースが多く、そのような場合はテーピングでしっかり固定してあげると、炎症も早く引きます。
とはいえ、最短で治すには運動を中止することで、運動しながら治療するというのは、壊しながら治すものだと思ってください。
自宅でできるケアとしては、運動後に患部をアイシングしてください。
アイシングは氷水で20分行い、40分休ませます(1時間に1回の目安)。
アイシングの回数は多いほど患部の炎症を抑える効果が大きいです。
ポプラはりきゅう整骨院
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