ぎっくり腰


ぎっくり腰ギックリ腰)は重い物を持ち上げた時に起こすイメージがありますが、ぎっくり腰の発生に年齢や性別は問いません。

 

日常生活のあらゆる動作によって引き起こされます。

 

ぎっくり腰はレントゲン検査をしても骨や靭帯に異常は見当たりません。

 

そのため、ぎっくり腰は「原因不明の突発性の腰の痛み」と定義されているのですが、しいて言えば、一番ぎっくり腰の原因に近いのが全身の筋肉疲労です。 

 

ぎっくり腰になった患者様を問診すると、多くの方が連日の労働や睡眠不足で体力を消耗しています。

 

個人個人で痛みや疲労に耐えられる限界点の「閾値(いきち)」というものがあります。

 

右の図は閾値のイメージです。

 

閾値の高さは個人差ありますが、通常は閾値のずっと下で生活をしています。

 

グラフの線を上げる原因は疲労やストレスなどで、多少この線が上がっても、休憩を取って体力を回復させることで元に戻り健康な生活を続けられるわけです。

 

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しかし、過労や睡眠不足などが続くと体力が回復できないため、グラフの線は下がらず上昇を続けます。

 

ある日、閾値を超えてしまうと筋肉は固く緊張して動かなくなってしまい、その動かなくなった筋肉を無理矢理動かそうとするから痛みが発生します。

 

この筋肉の過緊張が腰に発生したのがぎっくり腰というわけです。

 

ぎっくり腰の痛みが出やすいのはベルトのライン上辺りですが、解剖学的に患部を含め含め首から腰の間の広範囲の筋肉にトラブルがあります。

 

そこで、首から腰の間に異常反応がある個所がないか調べて手技療法を行っていきます。

 

治療に当たって覚えておいていただきたいのが閾値を下回らないうちは激痛は治まらないということです。

 

閾値を超えている時の神経の状態は極めて感度が高く、刺激に対して過敏になっています。

 

ぎっくり腰初期に、どんな治療をしても痛み止めの薬を飲んでも変化がわかりにくいのはこのためです。

 

ぎっくり腰の時は、横になるのも困難な時もあるため、一番楽な姿勢で治療をしていきます。

 

ほとんどはぎっくり腰になってから3~4日ほどで痛みのピークを迎えるので、ぎっくり腰は最初の処置が大事になります。

 

ぎっくり腰になると全く動けない強い痛みがあることも多く、整骨院に行くことが困難な場合があります。

 

そんな時に、患者様に自宅での応急処置でしてほしいのがアイシングです。

 

最初の48時間は冷やすことに徹することで炎症を早く和らげることができます。

 

氷嚢(ひょうのう)やビニール袋に氷水を入れて患部を20分以上冷やしてください。

 

温めると気持ちが良いため楽になるイメージがありますが、それは気分的な満足感に過ぎません。

 

温めることによって血管が拡張し血流量が増すため炎症がもっと強くなってしまうので、ぎっくり腰で温めるのは厳禁と覚えておいてください。

 

当日の入浴はシャワーで軽く汗を流す程度にして、長湯はしないようにしましょう。

 

お風呂で温めても大丈夫なのは3日後からです。

 

ぎっくり腰の予防策は閾値を超えないように、体力を回復させて翌日に持ち越さないようにすることが大事です。

 


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