鍼灸治療はケガした部分の早期回復効果だけでなく、内臓疾患にも非常に有効です。
病院の検査では異常ないのに、どうにも身体がつらいという、原因不明な、いわゆる不定愁訴の治療に力を発揮するのが鍼灸治療です。
東洋医学では各内臓が受け持っている身体の機能があると考えています。
例えば肝臓が受け持っているのは「目」「睡眠」「筋肉」です。
目の調子が悪い場合、西洋医学の考え方では結膜炎や白内障など一つ一つに病名が付き、それにあった薬が処方されますが、東洋医学では肝臓のツボの流れ(経絡と呼びます)を正常にさせる治療をすれば自然に回復していくのです。このように、東洋医学では病名にとらわれません。
体内の理想的な状態はすべての内臓のバランスが取れていることです。どれか一つが元気過ぎても弱っていてもいけません。
バランスの外にはみ出てしまった内臓の経絡を元に戻すことが鍼灸治療の目的であり、経絡を元に戻すスイッチがツボで、ツボを押す手段がはりやお灸というわけです。
ポプラはりきゅう整骨院で使用する鍼は0.16㎜ほどの髪の毛のような太さで、打つ時の痛みは無痛か、わずかにチクッとする程度です。
当院ではすべての患者樣に使い捨ての鍼およびシャーレを使用していますので、感染症の心配はなく安心して鍼灸治療を受けていただけます。
灸は昔ながらの指で小さくこねて使うタイプと、火を付けると5分程燃えてあまり熱くならないタイプの灸を用意してあります。
また、子ども専用の小児鍼(しょうにはり)も行っております。
子どもは刺激に対して感受性が高いので大人のような皮膚に刺す鍼は必要なく、触れる程度の刺激で十分な効果が得られます。
小児鍼は、子ども専用の使い捨てのプラスチックの鍼を使用します。皮膚をこすったり、軽くつつく刺激で、一切の痛みを与えませんのでご安心ください。
子ども特有の、夜尿症(おねしょ)・夜泣きなどの症状を改善します。
鍼灸の効果としては、治療直後よりも、治療した翌日以降のほうが効果がわかりやすいです。
鍼灸を行うと「瞑眩(めんげん)反応」という、だるさや痛みなど一時的に治療前より病状が悪化したように感じる反応が出る時があります。
これは、鍼灸を初めて受ける方によくみられるもので、一時的に生じる症状としては、「だるくなる」「眠くなる」「少し痛くなる」「やたらとお腹が鳴る・減る」「トイレが近くなる」「発熱する」というのが挙げられます。
これらは治療を受けた当日から翌日にかけてみられますが、体調が悪化したわけではないのでご安心ください。個人差ありますが、1週間近く続く方もいます。
ぎっくり腰や寝違えなど、激痛があるところに強刺激をあたえるのは瞑眩反応を強くさせるため、患者樣の今の状態で無理のない刺激で行うことが結果的に治りを早くさせます。
時々、鍼灸に1回で良くなる即効性を期待している方がいらっしゃいますが、そういう方ほど期待していた効果が出ないと「自分には鍼灸は合わない・効かない」と思ってしまう事が多いようです。
決して、鍼灸が合わない・効かないということはありません。
むしろ、1回で治るケースのほうが稀ですので、鍼灸は効果が現れるまでにある程度時間がかかる、継続的な治療を受けることが大切だという事を理解して頂ければと思います。
ポプラはりきゅう整骨院
【住所】〒270-0034 千葉県 松戸市 新松戸3-304
【電話】047-710-2861 予約優先制