ダイエットと減量は食事制限をすることこそ同じですが、目標が全くちがいます。
食事制限の方向性をダイエット(一般向け)でするのか、減量(アスリート向け)でするのかで結果は変わってきます。
まず、減量とはボクシングやボディビルなど体重制限がある競技で、試合当日までに定められた体重にすることです。
アスリートが一年中あの締まった体形なのかと言えばそうではなく、試合以外は増量しています。
なぜならトレーニングで身体を鍛えるには栄養が必要だからです。
目標体重であるのは試合の時だけでいいわけで、その日以外に目標体重を維持する必要はありません。
目標体重を達成することがゴールなのはアスリートであり、一般人はゴールした状態を維持し続けなければダメなのです。
短期集中型のダイエットは結果を出すために、特定の食品だけを食べ続けたり、逆に極端に制限する方法が多いですが、それを長年に渡って続けられるのかと言えば、多くの人は途中でやめてしまいます。
今後、米やパンを食べないんですか?
今後、揚げ物を食べないんですか?
今後、肉はささみしか食べないんですか?
これは減量に等しく、これを日常的に継続できる強靭な意志の人はそうそういません。
つまり、アスリートがするような痩せ方は一般人には適してないのです。
我々一般人が求めているのは長期間の理想の体重の維持です。
それには、「まんべんなく少しだけ食べない」という考え方が大切です。
栄養というのは摂り過ぎは良くないですが、摂らな過ぎも健康的とは言えません。
何を食べてもいいですが、そのすべての食品の量を今より減らすことが理想の体重を維持する方法です。
特定の食品ではなく、まんべんなく少しだけ食べない・・・
この、まんべんなくってのが大事です。