ランニングで気を付けてもらいたいケガ③

今日はランニングで気を付けてもらいたいケガの最終回の③です。

 

それは、踵や足の裏の真ん中の痛みです。

 

これを「足底腱膜炎」といいます。

 

ランニングの最中や後によく見られますが、朝目覚めて歩き始める時に痛むことも多いです。

 

足底腱膜は踵と足の指の裏の骨をつなぐ扇形をした厚い膜で、地面からの衝撃を吸収しています。

 

地面を踏む時と蹴り上げる時に、 足底腱膜が伸ばされることによってストレスがかかり炎症を起こしたり、細かな傷が入るわけです。

 

原因は、シューズ・走る場所・偏平足・甲高足・オーバートレーニングなどです。

 

改善方法としては、安静の他に、インソールやテーピングによる足裏の矯正による衝撃の均等化、固い場所を走らないなどがあります。

 

足の裏は運動は関係なしに使わざるをえない場所で安静が難しいため、足底腱膜炎が治るまでには数ヶ月かかる場合もありますが、ほとんどは良くなりますのでご安心ください。