連日の新型コロナウイルス騒動ですが、あいかわらずマスクもアルコールも品薄です。
ワクチンがない・特効薬がない・予防に使うマスクもアルコールもない・頼れるのは自分の体力のみというこの状況。
2千年前の医療の現場とそっくりです。マンガで例えるならキングダムの時代でしょうか。
当時の医療は薬も不十分で病気になってからでは手の施しようがないのが多く、そのため、病気にならないように予防することや、自力で治す力を高めることに重点を置いたものでした。
こういう免疫力を高めるのは東洋医学の得意ジャンルです。
多くのものが足りない現状で必要なのは、ウイルスに負けない個々の生命力の強さです。
ここで紹介するのは自分でできる免疫を強くする方法です。
東洋医学では、人間の生命活動は内臓の働きによって成り立っていると考えていて、健康的な身体の根本的な部分をつかさどるのは「腎」と「三焦」です。
腎はヒトが生まれてから死ぬまで使う生命エネルギーが詰まっており、三焦は食べ物から得るエネルギーを全身に循環させる器官と考えています。
この2つが元気な人は病気になりにくくなります。
使うツボは2つ。
背中にある腎兪と三焦兪です。
このツボを探すためには、まず人差し指の横で第12肋骨の先端を触わります。
そこから横に親指を伸ばすと、第12肋骨の直線上に第2腰椎のでっぱりである棘突起を触れます(ココが指標になります)
三焦兪は第1腰椎と第2腰椎の棘突起の間から外側3~4cmのところにあります。
腎兪は第2腰椎と第3腰椎の棘突起の間から外側3~4cmのところにあります。
指で押してしこりのようなものを感じたり、気持ちいイイところがビンゴです
ドラッグストアでせんねん灸が売っているので、それを左右合計4カ所に1~2回燃やしてください。
この施術の唯一の欠点が、ツボが背中なので自分ひとりではできないということです。
誰かにお願いしてやってみてくださいね。
注意点は、お灸は熱いからイイというものではありません。
温度は一番低いタイプで十分です(これが一番ヤケドしにくいです)。
施術中に、これはヤケドするんじゃないかという熱さを感じたら我慢せずにすぐ取ってください。