ケガの回復のゴールは”治癒(完治)”です。
何をもって治癒とするのか?
痛みが消えたら治癒と言えるのか?
痛みの有無は健康の大切な指標の一つではあります。
しかし、半月板損傷やTFCC損傷のような自然治癒しにくい関節内のケガなど、絶対に痛みがゼロにならないものもあります。
ケガをする前の状態を健康と定義するなら、ケガをすることによって傷跡や変形が残ってしまったのも治癒したとは言えません。
ケガの種類によっては100%の回復は期待できないものもあるわけです。
持論ですが、少々の痛みなどが残ったとしても日常生活に問題無い状態になったのを治癒と思ってくださいと患者さんに伝えています。
労災では、症状が安定し、疾病が固定した状態にあって治療の必要がなくなったもの治癒としています。
治癒という表現は中々難しいものであります。。。