炎症の熱感は手のココで診る

ケガや病気をした際に患部が熱を持つことがあります。

 

これは「熱感(ねっかん)」といって、炎症反応が起こってるかどうかを判断する重要な症状です。

 

熱感を診るには両手で同時に健側と患側を手で触れるわけですが、広範囲で触れるほうがわかりやすい。

 

その時は、手のひらではなく「手の甲」で触れてください。

 


手の甲がおすすめなのはこんな理由があります。

 

ズバリ!手のひらは温度(温・冷)を感じる感覚がにぶい。

 

触覚は手のひらのほうが鋭いのですが、温度に対してはそうでもないんですね。

 

にぶいからこそ、熱湯のお茶のはいった茶碗などを平気で持てるわけです。

 

そして、手の甲の方が手のひらより温度が低い。

 

そのため、温かい手のひらで触れるよりも健側と患側の差がわかりやすくなります。

 

そういうわけで、熱感を診るには手の甲で触れるのがわかりやすいですよ。