骨折の合併症と言われてもイメージがつかないと思います。
骨折した時に一緒に起こる何か?
誰もが知っているのは骨が曲がってくっついてしまう変形ですね。これも合併症の一つです。
骨折の合併症は3種類あります。
1. 併発症:骨折と同時に発生
2. 続発症:骨折の経過中に発生
3. 後遺症:永続に残った障害
その3は後遺症についてです。
後遺症は8つあります。
1.過剰仮骨形成:仮骨(かこつ)は骨折部分に現れる柔らかい骨組織で、骨折が治る過程で吸収され縮小して硬化していきます。その仮骨が吸収されない状態で、関節付近の粉砕骨折で起こりやすいです。
2.偽関節:骨折部分がいつまで経ってもくっつかず、骨が修復を止めてしまった状態です。
3.変形治癒:骨折部分が変形したまま固まった状態です。
4.骨萎縮:長期固定で骨に負荷がかからないため、骨細胞が委縮した状態です。
5.無腐性骨壊死:骨へ血液が届かなくなることで、骨組織が壊死する状態です。
6.関節運動障害:正常な時に比べて関節の可動域が狭くなった状態です。
7.外傷性骨化性筋炎:筋肉細胞にカルシウムが沈着して起こる症状で、筋肉組織が骨化します。
8.フォルクマン拘縮:腕の骨折で起こるコンパートメント症候群の症状です。強い固定などにより血行不良になると骨や筋細胞が壊死し、変形したまま固まり一生元に戻りません。
後遺症になる原因は2種類あります。
1.骨折そのものによるもの:粉砕骨折・骨の欠損・筋肉の牽引による骨を引き離す力の存在・血行不良・細菌感染など
2.人為的なもの:整復の不良・固定の不良・強い圧迫固定・短すぎる固定・早すぎる後療法・不適切な後療法
人為的な原因による後遺症は避けられるものなので、固定がゆるかったり、リハビリがきつかったらがまんしないで、それを伝えてください。
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