成長期の子どもに起こる成長痛ですが、膝に痛みを訴えることが多いです。
膝も結構範囲が広いので、子どもが膝を痛がるからと言って、すべてが成長痛とは限りません。
膝の特定のポイントを押してあげると、痛む場所の反応により症状名が確定しやすくなります。
その5は膝のお皿の下部に痛みを訴える場合です。
これはスリーブ骨折という、お皿の下部に起こるはく離骨折です。
骨折だけにみられる限局性圧痛(ピンポイントの痛み)があります。
その2でお話しした、 有痛性分裂膝蓋骨の起こる位置と重なるため画像診断が必要です。
スリーブ骨折はサッカーや野球でみられることが多いです。
ギブスで固定する場合もありますし、サポーターやテーピングで可能な場合もあります。
個人差はありますが安静にしていれば4週間程度で良くなるケースが多く、手術はほとんど行いません。
今回で成長痛と間違えやすい膝の痛みについてのブログは終了です!
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