鍼灸は身体を健康に戻すために、内臓の調子を整える目的で行います。
なぜ内臓が関係してくるのか?
身体には五臓六腑という11個と別に1つ、内臓とそれに関係する器官があり、それぞれがツボの流れを持っています。
それとは別に、内臓とは関係無いツボの流れが2本。
合わせて14本のツボの流れが身体の中にあります。
東洋医学では各内臓で受け持っている働きがあり、各内臓が同等の調子を保つことによって健康が成り立っていると考えています。
どこかの内臓の元気が無かったり、逆に元気がありすぎると、全体のバランスが崩れ健康でなくなってしまうわけです。
例えば、肝臓は目・筋肉・睡眠を受け持っており、肝臓のツボの流れに異常があるとこれらの働きに異常が現れてきます。
ここで内臓の調子を元に戻すスイッチがツボであり、スイッチを押す手段が鍼や灸というわけです。