若木(わかぎ)骨折は子ども特有の骨折で、小学校高学年までの子どもに見られます。
子どもの骨は大人と違って柔軟であるため、骨折してもポッキリといかず、曲がるように変形します。
若い木の枝を折った時のような状態に見えることから、若木骨折と呼ばれます。
軽度の場合だと腫れも少ないため、骨折と気付かない場合もあります。
若木骨折は転んだ時に発生することが多いため、腕と鎖骨によく見られます。
若木骨折は表面上からはわからないことも多いため、痛みが一番の判断方法になります。
特に、意思表示のうまくできない幼稚園児くらいの年齢の場合は注意が必要です。
・触ると痛がって泣く
・痛いほうの手を使わない
・痛いほうの足に体重をかけずに歩く
このようなサインをみつけたら骨折を疑ってください。
若木骨折は骨が曲がっているだけなので痛いながらもそれなりに動けます。動けるから骨折はしていないだろうと自己判断は禁物です。
若木骨折に対しては、曲がった骨を元に戻す整復は必要なく、固定のみで大丈夫です。
曲がった骨は自然にまっすぐに戻っていくので心配はいりません。
子どもは骨の自己矯正力が強いため、20度くらいまで曲がった骨でも成長の過程でまっすぐに戻ります。
骨折した場所により差はあるものの、若木骨折の多くは1~2ヶ月で治ります。
固定具を外した後も、子どもの場合は関節が固くなることはないのでリハビリもほとんど必要ありません。
ポプラはりきゅう整骨院
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