疲労骨折はほとんど全身の骨に発生します。足のスネの太い骨である脛骨(けいこつ)や、足の指が発生頻度が高いです。
痛みの出かたの特徴としては、運動中であったり、運動後であったり様々です。
疲労骨折は年齢では成長期の10代に集中します。これは言うまでも無く、部活動などスポーツによる過度の負荷が理由です。
ぶつけたり捻ったりという思い当たる原因がないのに、なかなか改善しない慢性的な痛みや腫れがある場合は疲労骨折の疑いがあります。
疲労骨折は健康な骨に通常では起こさない程度の負荷が繰り返し加わり生じます。
針金を繰り返し曲げ伸ばししていると折れてしまうのをイメージしてください。これが骨にも当てはまります。
疲労骨折は、急に環境や習慣を変えて激しい運動を繰り返した時に起こります。
疲労骨折を発生させる一番の原因はトレーニング内容の誤りです。
集団で同じトレーニングをしている場合は、疲労骨折がチーム内で多発することがあります。
トレーニング内容を改善しなければ疲労骨折者は続くので、早急なプランの見直しが必要です。
走行距離・運動時間・運動強度など運動量を急激に増やすのは禁物です。
疲労骨折の予防には、十分な筋力トレーニングを行って徐々に練習量を増やしていきましょう。
疲労骨折はハッキリとした骨折線が現れないため、早期のレントゲン検査で異常は見られません。画像診断でわかるのは2~3週間後になります。
疲労骨折の治療は運動を中止するだけで十分で、休息が何よりの薬です。ギプスによる強い固定は必要ありません。テーピングで対応できます。
骨折の部位により多少の差はありますが、通常は2~3ヶ月でスポーツに復帰できます。
しかし、疲労骨折で治りにくい場所もあったり(特に脛骨の中央あたりの疲労骨折)、治療をせずに運動を続けていると、骨が修復を止めてしまう「偽関節(ぎかんせつ)」になる場合もあり、手術になるケースもあるので注意が必要です。
ポプラはりきゅう整骨院
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